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志賀町・籠漁の甘エビ

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2012年12月

2012年12月26日 (水)

年末年始に読みたい本

やっと雪がとけたー!と思っていたら、またまた雪が積もりました。

年末年始のこの時期になると、こたつであったかいお茶片手に本を読んだり、映画を見たくなります。
(寒過ぎて外に出たくないという理由も・・・)


そこで、今回は個人的に能登スタイル的(だと思う)おすすめ能登本を紹介したいと思います!



【恋文の技術】
森見登美彦/ポプラ文庫

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クラゲの研究のため、京都から能登の人里離れた実験所へ送り込まれた大学院生の主人公・守田一郎が、文通修行と称して大学の友人や先輩、妹や家庭教師を受け持っている子供に宛てて手紙を書きまくるという話。

・・・というか、文章が手紙という、いわゆる書簡形式の小説です。

実験所は、のと鉄道の能登鹿島駅ちかくという設定。
(インターン生撮影の写真をお借りしてます)

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そして、主人公が住む事になる場所が、七尾市。

実験所の先輩と和倉温泉の銭湯・総湯へ行ったり、

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最寄りスーパーは七尾近辺の人ならおなじみの「アスティ」

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※どんたくさんからお借りしています




行きつけの本屋のモデルは一本杉通りにある書店、

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一本杉通り公式サイトよりお借りしています



そして主人公がいつも手紙を書いているのが七尾駅前のミスタードーナツという・・・

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もう、これだけで七尾近辺の人にはちょっと気になる本になってきたのでは!

文章は難解そうに見えて、意外とすんなり読めます。

舞台が能登なだけではなく、お話も面白いので是非是非読んでみてください◎





個人的にこの作家さんの本が好きなのですが、京都の大学生を主人公にした作品が多いので、学生さんにもおすすめです!

特に「新釈 走れメロス」という作品は、芽野史郎という京都の大学生が主人公で、
太宰治の文章も踏襲しつつ笑える、大好きな一冊です。



私もいつものごとく本屋さんに行って買うだけ買って積ん読したり、
某ネットショップの欲しいものリストに欲しい本を追加して満足するだけでなく笑
今年の年末年始は積んである本を消化しようと思っています!



また、能登を舞台にした本などがあったら紹介していきたいと思います。




フジイ@能登スタイル

2012年12月19日 (水)

年末感

こんにちは。

能登はやっと雪が溶けたな〜と思ったら、また今日はしんしんと降ったりしています。


寒過ぎるので、最近靴下を貸さねばきするのがマイブームです。

靴がなんだかいつもよりきつい気がしますが笑、すごくあたたかいのでおすすめです!


さてさて、気がつけばもう年末ですね〜。

昨日ホームセンターに行ったら、こんな光景が。


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これは、「蓬萊(ほうらい)」といって、

年末になると神棚のところに次の年のために提げ変える、能登地区に多く見られる半紙のかざりです。


習字で「福寿」や「繁栄」などのおめでたい語を墨書きしたもの、赤い台紙を下に張って切り絵をしてあるもの、

干支や恵比寿様等の神様のモチーフのものもあったり、バラエティ豊富にとりそろっています。

漁師さんのおうちでは「大漁」と書いているところもあるとか!





奥能登のほうでは、地元の達筆な方が大量に書いたものが役場などに置かれていて、

「ご自由におとりください」状態のものもあるらしいですよ!


我が家はまだ張り替えてませんが、こないだ、神主さんが神棚のお祓いをしてくださいました。

わたしの地域では、この時期には、神主さんは集落一帯を歩いてお祓いして回っています。





この蓬萊ですが、おそらくは高野山や出雲などでの風習がルーツらしいです。

山陰地方やなどで、部屋に結界として飾る切り絵などがあるとか。



そして、わたしも買いました。

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一つ一つ、切ったり手描きして、しかも神社でお祓いをしたものを
ホームセンターで売っているのがなんだか面白いな〜と思いました!





フジイ@能登スタイル

2012年12月10日 (月)

初雪!

こんにちは。

週末は、すごい風や雷など、いわゆる爆弾低気圧でした。

そして、ついにつもりましたよ。

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外に出たときは、空気が澄んでるし、視界は白いしで、
「わー!雪だー!」と、ちょっと走ってみたりしましたが、
背後で、「どさどさっ」と屋根の積もった雪が落ちて来たのでぞっとしてやめました・・・。

道は凍るし、道も混んでいて、いつも10分で着く道のりが40分もかかってしまいました。ひー
早めに家を出たので、余裕をこいていろんな歌をうたって優雅に来ましたが、
やっぱり冬は早起きしなければー!


周りをみるとみなさん、色とりどりの雪かき道具を駆使してざくざくと雪かきしてます。

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これらは冬の必需品です!車にも必ず積んでますよ!
あと窓ふき職人の人が使うみたいな道具(名前をしらない笑)も!
積んでおかないと大変なことになりますよ奥さん。


冬の暮らしはなかなか大変ですが、
あったかい部屋でこたつに入ってアイス食べるのは至福です(^u^)
(ちなみに輪島のほうでは、ようかんを食べるとか!)

※ちなみに、ようかんではなく、水ようかんだそうです!



フジイ@能登スタイル

2012年12月 6日 (木)

田の神様祭り

こんにちは。

今日は風が強く、雪も降って吹雪状態(!)
と、思いきや日が出たり・・・荒れ模様です。

さて、昨日は、「あえのこと」を見学してきました。
別名「田の神様まつり」とも言います。

その年の五穀豊穣に感謝する儀礼で、能登では昔から各家庭にて行われていたそうです。

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場所は、輪島市にある茅葺きの「旧福島邸」。
たくさんの人が見学に訪れていました。

まずは、田んぼに神様を迎えに行って、家にお迎えし、火鉢のそばであたたまってもらいます。

田の神様は、目が見えないため(土の中で生活するためモグラのように目が退化したのでしょうか?)
「ゴテ」(亭主)が段差があることなどを教えながら案内していきます。

ここで、神様の好物である甘酒をお出しします。

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そののち、お風呂に入ってあたたまってもらったあと、御前をお出しします。

御前にはその年に取れた野菜や、お米、海の幸、山の幸の料理が漆のお椀に盛り付けられています。

そして、料理の説明。

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今年も神様のおかげでたくさんの食物の実りがあったことを感謝します。

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ここで御前が2膳あることに気がついたでしょうか?

実は、田んぼの神様は夫婦らしいです。
地域によっては一人、三人(親子?)のところもあるらしいです。

神様がお食事をいただいたあとは、田んぼ仕事が始まる前である2月に行われる「田の神送り」の儀式まで、
神棚で休んでいただくそうです。

このときは神棚でしたが、神様のためにふとんを敷いて寝床を作るところもあるそうです。
まるで旅館のようなおもてなしです。

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あえのことが一通り終了したあとは、直会をいただきました。
神様にお供えしたもののお下がりを、皆でいただく行事です。

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お赤飯に、甘酒、なめことお豆腐の味噌汁、大根のお漬け物、煮しめ、豆腐の塩糀漬け、大根のなます、
ごぼうのごまみそ和え、鯛の尾頭付きからフルーツまで!そして総漆です。豪華です。

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昔の普段の食事は、ごはんとお味噌汁とお漬け物程度の軽い粗食だったため
こういったお祭りの御前は、かなりのごちそう。

昔の子供達も、お腹いっぱいにおいしいものが食べられるイベントということで楽しみにしていたようです。




民俗学で「ハレとケ」という言葉が出てきますが、
普段(ケ)は質素にするからこそ、ハレの日がより特別なものになるということだと思いました。

現代社会は、消費させようとする動きがつよいので、簡単に豪華なものを外食してしまったり、
やれ「今日はプチ贅沢だ!」とか、
やれ「自分にご褒美☆」などと言っては、すぐに物を買ってしまいがちですが、(わー冷や汗)
この直来をいただいて、頭をハンマーで殴られたような感じでした。反省です。ものすごく。

何事もメリハリですね。

あと、人だけで構成されているんじゃなくて自然ありきの人間ということなんですよね。
そもそも体って自分が食べた食べ物でできているしね!
能登にはこういった、自然を敬い、恐れるといういわゆる自然信仰がまだ根付いているわけです。



・・・と考えながらお食事を感謝の気持ちでいただきました。
煮しめなど、素朴な料理はホッとしますね。

春のあえのことも見てみたいと思いました。






フジイ@能登スタイル

2012年12月 3日 (月)

炊き込みごはん

こんにちは。

土曜日は能登でも雪が降って、少し積もりました。

というのに、まだタイヤを変えてない・・・あーちと焦りますね。

さて、昨日はなぜか「しいたけ」が突然食べたくなって、適当に作っちゃいました。

能登のしいたけというと「のと115」が有名。

http://www.notostyle.biz/SHOP/fw02-002.html

ここの、しいたけ雑炊が気になったんだけど、家族もいるので
自己流炊き込みご飯にしてみました。

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だしに使ったのは、左側の昆布の粉(笑)

七尾の一本杉商店街にある昆布屋さん、しら井さんで売っている昆布です。

これは、なかなか重宝で、お味噌汁とか湯豆腐とか、もう私はいろんなところに多用してるんですね。

水分含むと大きくなって存在感UPの粉。魔法の粉とも呼びます。

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あらかじめ戻したしいたけを適当にスライスしてっと。そう、あくまで適当が命。

おいしそうだな・・とイメージで結構。

いいんです、しいたけが肉厚だから。

さらに調味料として、酒、しょうゆ、みりん等を適当(また!)に加え

「おいしくなあれ」と呪文をかけて、炊飯器をポチ。

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はい、できあがり!

分量も適当で参考にならなくてすみません。

でもこれくらいの軽い感じで作った方が、生活に取り入れやすいというか・・(言い訳)

結果、少し薄味でしたけど、しいたけのうまみを堪能できて、ごちそうさまでした。

原木しいたけ、生で食べられるのは春ですね。

それまではお日様をいっぱい浴びて、旨みが凝縮された干ししいたけもまた良し!

kiina@能登スタイル金沢出張所