世界農業遺産その1
昨年の12月に、能登全域を「世界農業遺産(GIAHS)」に登録申請したと聞き、
当時は「えっ遺産?」とピンと来なかったんですが、
この「世界農業遺産(GIAHS)」の趣旨が、農業活動とその基盤となる生物多様性を重視と聞き、なるほど。
能登の里山里海の調査の一部に関わった私としては、
里山里海の資源を活かした知恵や伝承の技術、それが、祭礼だったり、ものづくりだったり、
普段暮らしていて気に留めなかったことだけど、その重要性に気づかされたわけです。
話題はちょっとそれますが、時節柄、先日から、「バンブービートルマット」が
能登スタイルストアでちょいちょい売れています。
(うちの息子もカブトムシ大好き)
このカブトムシ飼育用マット、能登に住む合間さんが、荒れ放題の竹林を伐採して砕き、発酵させた堆肥なのです。
抗菌、消臭効果のある竹100%のマットなので、マニアの間でも評判に。
使用後は、庭や畑にまいてOKです。
思えば、これも里山の資源を活用した商品。
竹林を手入れしていくことで、里山を保全しているんですね。
自然の恵みを、また自然に返してあげる・・・循環
さてさて、「世界農業遺産(GIAHS)」ですが、6月10日の北京で開催される国連食糧農業機関(FAO)の委員会で認定される見通しとか。
世界ではすでに8件が認定済。
日本国内では初めての登録予定ということは・・・
能登ってホントすごいんだなぁ
kiina@能登スタイル金沢出張所
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