炭手前
先日、茶道の先生が炭手前を披露してくれるということで
行ってきました。
茶道はまるっきりわからないのですが(@_@;)
有難くお茶も頂きました。
炭と一緒に羽箒(はぼうき)や釜敷などが入った炭斗籠(すみとりかご)。
炉にどの炭をどのように配置するのかも、決まっています。
しばらく眺めていて感じたのですが、
茶の湯の一連の動きには、一定のリズムの中にも強弱があり、
形式的に見える所作も、もてなしのための無駄のない理に適ったものだと。
招いてくださった先生は表千家の流派なんですが、
いつも、能美市の安田さんや珠洲の大野さんから炭を取り寄せています。
茶の湯で使う炭は、炭の断面の中心から外側にかけて
きれいにひびが入っていて、菊の花のように見えることから
「菊炭」と呼ばれています。
お茶を習う人が少なくなってきたけど、
お茶炭は日本の文化を支えるには、無くてはならないものだそう。
先生が
「堅苦しく思わず、若い人に楽しんでもらいたい」
とおっしゃっていたのが印象的でした。
それが、里山を守ることにもつながるんですね。
kiina@能登スタイル金沢出張所
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