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志賀町・籠漁の甘エビ

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2012年7月

2012年7月30日 (月)

能登島向田の火祭り

こんにちは。毎日気温が30度超えと毎日暑い日が続きますが、
みなさまいかがお過ごしでしょうか。

夏は暑いものですが、夏祭りはもっと熱い!
能登は祭り王国と呼ばれるほどの土地なので、特に夏は毎日のようにどこかでお祭りをやっています。

普段はシャイな人が多いから?祭りで弾けまくるのかわかりませんが、
熱い熱い能登の祭りの中でも、本当に熱い(火が)お祭り、能登島の火祭りに行ってきました!


能登島の向田火祭りは日本3大火祭りの一つで、伝説では越後の伊夜比古神(男神)が訪れ、伊夜 比咩神(女神)と年に一度の逢瀬を楽しむお祭りです。
男衆が伊夜比咩神社から神輿と大小7基のキリコ(奉灯)を崎山お旅所まで担ぎ出し、高さ30mもの大 松明に手松明を投げつけて点火します。大松明は火柱となって燃えさかり、燃えつきた松明の倒れた方向によってその年の豊漁、豊作を占います。




まずは神事を行い、神輿と奉燈(キリコ)が広場に向かって行きます。

島だからなのか、太鼓の音とお囃子、掛け声が独特のリズムです。
キリコの上に乗って太鼓を叩いているおじさん達がすごく楽しそうです。

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広場に到着すると、高さ30mもある松明の周りを神輿と奉燈(キリコ)がぐるぐる。

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キリコが周りを回り終わって広場から退場すると、大松明の周りに火種が灯され、
小さな松明を持った人達が、松明を外へ内へと回しながら、ぐるぐると大きい松明の周りを回ります。

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松明を持った人たちは、能登島の人ばかりではなく、外の人も参加OK。

だんだんと人が増えていき、祭りムードが高まって幻想的な雰囲気になっていきます。

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人も増え、何周か回ったあと、

「いけーー!」の掛け声とともに、
一斉に、大きい松明に、持っていた松明を投げ込みます!

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どんどん燃え上がる大松明。

高さが30mもあるのに、あっという間に火が頂点まで達しました。

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写真だとあんまり高さがわかりづらいですが、

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火がともると、気温だけでなく、人々の熱も最高潮に!

大きな松明がふらふら。
いまにも倒れそうなのを、
みんなハラハラしながら見守りました。

そして、ついに。

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歓声があがります。

倒れた方向で豊漁、豊作を占うそうです。
山側が豊作、海側が大漁になるそう。地図で見てみたら、山側でしょうか?




そして、鎮火も見物です。

男衆が、綱を曵いて行きます。

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火が消火されると、いっきに涼しく。


熱い祭りでした!生で見ると迫力がすごい。





神社から広場までの道中に、島の子供達が書いた燈籠が。

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うんうん、食べたい。








フジイ@能登スタイル




2012年7月24日 (火)

里山サイクリング


北陸も梅雨明けして夏本番。一歩外に出るともわっと熱気が・・・

さて、久々の更新です。

先日、飛騨の里山サイクリングに行ってきました!



里山サイクリングとは、飛騨の自然や風景をガイドさんが案内してくれて、楽しみながらサイクリングができるツアー。

事務所があるのは、飛騨市の古川町。古くて趣のある風景が残っている町中。



カッコイイチャリに乗れるだけでもうテンションが上がってきました!

いざ出発!ガイドをしてくださったヒサさんと。
なんと、能登スタイル和倉店の最終日に来店してくださったそう!

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まずは古川の街を駆け抜けます。

鯉が大量に泳いでいる用水路が印象的。

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街を出ると、こんな風景が。


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里山里海といえば、能登が認定された世界農業遺産を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、

飛騨は四方八方が山、山、山!

能登にも里山はありますが、スケールがでかい!
高い山々の緑と、一面に広がる田んぼの黄緑が目にまぶしい。
空も高くて、空気もおいしい!

アスファルトで舗装されていない細いジャリ道や、
おたまじゃくしが元気に泳いでいる田んぼを走り抜けていると、
小学校の夏休みを思い出して、涙が・・・(風を目にモロに受けて本当に涙が笑)

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走っていると地域の人にも出会います。

「ここに来た人は、みんな私の子供みたいなもんだからね!」と、
流れで地元の方にリンゴジュースまでごちそうに・・・(ありがとうございました!)

調子に乗って全員で丸々一本空けてしまいました・・・

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調子に乗る人たち笑



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風景だけでなく、地元の人ともふれあえるなんて!

しかも地元の方も、見知らぬ旅人に対してすごく親切にしてくださって、
ますます飛騨が大好きになってしまいました。

湧き水のきれいな場所で景色を眺めながら一休みしたあとは、
川に沿って町中に戻ります。

Dsc_0791


川では鮎釣りをしている人や、
すごーく狭い土手の道を通るんですが、夏休みの部活帰りの中学生とのすれ違いはハラハラ。

春は桜を見ながら、秋は山の紅葉と、季節によって違う魅力があるとのこと。
もう一度行きたくなるサイクリングでした!


今回は、午前中だけのハーフコースだったのですが、かなり楽しめました!

がっつりサイクリングしたい方はスタンダードコース、宿泊付きのコースもあるようです。


サイクリングのあとは、里山サイクリングスタッフさんおすすめのランチ「いなほ」
この量で850円・・・!味も絶品。



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最後は鯉の餌やりを楽しんで帰りました!


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風景も、人も、全てがすてきな街でした。
ありがとうございました!

フジイ@能登スタイル


2012年7月 4日 (水)

穴水の虫送り

こんにちは。

どうも、じとじと、梅雨らしい天気です。
今日は満月です。
関係ないです。

さて、先週の土曜日、穴水宇留地地区で行われた、虫送りにいってきました!

虫送りとは
松明をもって田んぼのまわりを歩き、虫を払って今年の豊作を祈る
日本の伝統的な行事です。

昔は能登の各地で行われていたのですが
今では毎年かかさず続けているのは、この穴水町宇留地地区だけのようです。

日暮れころ、子どもらのたたく太鼓の音に誘われるようにわらわら人が集まりだし
宇留地神社の横には、大きなおおきな火がたかれます。

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くべろくべろ、もってけ、もってけ、つけろつけろ、と勇ましい声のとびかうなか
どんどんどんどん、松明に火が灯されていく。

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ひとつずつもてー、いくぞー、という声につれられて
女のひとも、男のひとも、おとなも、こどもも
こーんな長いたいまつを持って、田を歩きだします。

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虫を送る呪文

うーんか、うんか、でーていけー
うーんか、うんか、でーていけー

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静かな田んぼにひびく
うーんか、うんか、でーていけー

あとは、火のぱちぱち、という音と、笑い声しか聞こえません。

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最後には、虫を追い払う「のさ」と呼ばれる護符を
田に水を引き入れる場所に立てて神事を行います。

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雨の降る中でも、火はたくましく「のさ」を燃やし、盛大に歓声と拍手がおこります。

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なんだか、懐かしく恋しい夏の空気に、心が揺さぶられる、そんな夜でした。

今年はかならず豊作になりますね。

おつる@能登スタイル