キリシマツツジと押し花
こんにちは。
みなさん、金環日食は観察できましたか?
わたしは歩きながら、だんだんと暗くなるのに酔ってしまい、ふらふらっとしまいました。
でも、最大の欠けの時は、鳥や虫の声が高まって、感動しました。
木漏れ日も、三日月形。
さて、週末、穴水四村の、上中に行ってきました。
ここもキリシマツツジの見所のひとつです。
けれども、そろそろ散り始め。
きれいな花びらのまま散ってしまっているものも。
なんだかもったいない・・・
そんなことを思いながら「オープンガーデン」の看板を見つけ、中橋家の庭に足を踏み入れます。
こんにちはー花びらひろわせてください、と声をかけると
おかあさんが、がらがら、と扉を開けて、軒先から声をかけてくれます。
「裏にあるのは、今が見ごろかも知れんわよ」
ということで、裏庭へ案内してもらうことに。
ありました。
少し日陰た場所で今まさに満開のキリシマツツジ。
ご先祖の眠るお墓を包むように華麗に咲いています。
この2本は、ご先祖が生前に植えられ、10年くらいのうちにここまで大きくなったとのこと。
土壌が合っていたのだろうとおっしゃっていました。
そのまま庭を案内してもらいます。
中橋さんのお宅はキリシマツツジはもちろんのこと、そのほかたくさんの苗を育てて販売してらっしゃいます。
庭ではさまざまな植物が、いきいき豊かに生きていました。
ササユリ(2まいめの写真)と天満サクラ(3まいめの写真)は6月くらいが見ごろだということ。
またそのくらいにお伺いしますと約束。
「お茶飲むやろ」の言葉に甘え
そのままお宅にお邪魔してお茶までいただいてしまいました。
いろいろお話をしながら、ササユリの種まで、プレゼントしてくれるおかあさん。
球根じゃなく、種から、ということにも驚くことながら
芽が出るのに3年はかかるということにさらにびっくり。
ゆっくりと、大切に育てます。
すっかり長居し、本当にありがとうございました、と言って帰ろうとする私に、さらに、ツツジの苗まで!
遠くから来てるんだから、宣伝してね、とにこっと笑います。
見ず知らずの私を躊躇なくもてなしてくれる優しい心に、洗われる気持ちでいっぱいです。
よし、せっかくいただいた苗と拾わせてもらった花びらがあるのだもの
ということで、家に戻りさっそくキリシマツツジで、押し花キャンドルを作ってみました。
押し花は重石を乗せて数日・・・といいたいところなのですが、今回は電子レンジを使った方法で。
■用意するもの
・段ボール
・クッキングペーパー
・花びら
・ピンセット
・のり(押し花用が良いですが、木工用ボンドなどでも)
1.段ボールを適当な大きさに切って、その上にクッキングペーパーを敷きます。
2.使いたいかたちを想像しながら
花びらを一枚一枚に分けたり、そのままだったり、重ならないようにピンセットでならべます。
3.段ボールではさみ、重石となる食器などをのせて、電子レンジで1分ほど。
4.押し花のできあがり。
あとは自由にキャンドルに貼り付けます。
ティーキャンドルを鍋で溶かしてコーティングすれば、完成です。
溶かしたキャンドルに混ぜ込んで、こんな感じ。
なかなか手軽に、かわいく仕上がりました。
押し花は手紙にしてもいいですね。
限られた間しか鑑賞できないものからこそ、手間をかけて丁寧に
もう少しだけ長く楽しむ、というのもなかなか良いものです。
おつる@金沢出張所
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