なまこイベント潜入


こんにちは。能登スタイルストアスタッフのハシモトです。

先日、金沢のANAクラウンプラザホテルにて行われた、なまこイベントに行ってきました。

なまこイベントの正体は!

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なにやら、すごく敷居の高そうなネーミングですが、とりあえず入ってみます。

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今回の会は、中国レストラン花梨さんとのコラボで、中国料理と「医食同源」をテーマにした晩餐会だそうです。

「金沢の料理名工」を受賞された川上清調理長が、腕をふるってくださいました。

能登島の赤土野菜や、海の幸など七尾の風味豊かな食材が使用され、

たっぷりと中国料理を堪能することができました。

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左上から順に

1. 美味なる一口のお楽しみ 能登珍味の恵みとともに

2. 椎茸と海鼠入り特製シューマイ
3. 香箱蟹のフカヒレスープ 紅白の茶碗蒸しスタイル
4. 石川沖カレイの唐揚げ 油淋ソース 花梨風
5. 能登スギヨファームよりのかぶと海鼠の干し貝柱ソースかけ
6. 中島菜入り特製水餃子
7. 落花生入り豚足の南乳醤煮込み
8. スギヨさんよりの香り箱入りチャーハン
9. 杏仁豆腐の能登島金時入りココナッツ団子などを盛り合わせたデザート

中国語の正式名称もありましたが、日本語にはない漢字もあることですし、割愛します。
いただいたメニュー表には、栄養素や薬膳的効用の説明も書いてありました。

最初の「一口のお楽しみ」は、このわた(なまこの腸の塩辛)や、干口子(ひぐちこ:干したなまこの卵巣)などの
珍味が味わえました。
江戸時代から、ウニ、カラスミと並んで日本三大珍味と言われているこのわたですが、
なまこを含め能登の名産のひとつです。
少し前まではなまこを食べる機会がなかなかありませんでした。こちらに移り住んでから、
飲み屋さんやいただきものでなまこを時々食べるようになり、塩辛になる前の捌きたて
そのままのこのわたの美味しさというか、風味を知ってしまいました! 
このグロテスクとも言えるいきものから、こんなハーブのような香りがするなんて!と目から鱗でした。
このわたを食べるために、私もなまこを捌けるようになりましたよ。
ただこの香りを味わえるのは、新鮮なうちに食せる地元ならではの特権なのかもしれません。
この繊細な風味を試してみたい方は能登に来ていただくとして、なかなか行けないわという方には、
こちらの瓶詰めのこのわたはいかがでしょうか。ご飯のおともにもなる旨味が
凝縮された塩辛が好きという方も少なくありません。
また、干しくちこも扱っていますので、珍味好きな方、呑兵衛さん、ぜひお試しください。

5番目の「海鼠の干し貝柱ソースかけ」は軟らかく戻した干しなまこがドーンと結構な大きさのまま出てきました。
能登に来てから初めてのなまこ煮です。とても軟らかくてスプーンで切って食べることができました。
ツルンとした食感が美味しかったです。
中国でもなまこは高級食材ですが、薬膳の面から効用をみると、
糖尿病、貧血、高血圧、心臓病、動脈硬化、神経衰弱、不妊症や不育症に良いとされています。
この日参加していた漁師さんも、なまこがとれる地域は子どもが多いという話をしていました。
能登スタイルストアには、茶ぶり味付なまこがありますが、こちらはシコシコっとしています。

6番目の「中島菜入り水餃子」は、苦味のある中島菜が入っているため、少しピリっとしている水餃子でした。
能登の伝統野菜でもある中島菜は血圧上昇を抑制する成分が含まれています。

中島菜の乾燥粉末でしたら、色々なお料理に簡単に取り入れることができますし、
もっと手軽に食べてみたいということであれば、綺麗な翡翠色をした中島菜の手延べうどんがいいかもしれません。

どれも美味しかったのですが、個人的には3番目の香箱蟹(ズワイガニのメス)のフカヒレスープが気に入りました。

下に隠れている茶碗蒸しと混ぜながら食べるのですが、内子(甲羅の中にある未熟成卵)の
プチプチとした食感が楽しかったです。
石川県では香箱蟹は毎年11月初旬から1月初旬までの2ヶ月のみ漁が解禁となるので、
ぜひその時期に味わっていただきたいと思います。
最後のデザートには杏仁豆腐も出てきましたが、杏仁(アンズの種子の中にある仁)は
咳などに効くとされています。その為、他にいい食材などが手近にないときは、咳が出ると気休めに
杏仁豆腐を買って食べたりしていました。
ただし、咳を止める為に杏仁豆腐を食べるとなると、相当な量を食べなければならないかもしれません(笑。

そんなわけで、おなかがいっぱいとなると共に、身体にもいいお食事会でした。

ただ、主催者の方も仰っていましたが、いくら身体にいいものでも、食べすぎは身体に毒ですので、
たまにの贅沢がちょうどいいですね。

【本日の能登弁】

「しましまにしまっしまー」  ⇒  「シマシマにしなさいよ」

能登の愛すべきもの(?)のひとつが能登弁です。
私が出会った能登弁を少しずつ紹介していきたいと思います。

こちらでは、「~しまっし」という言葉をよく聞きます。
「行ってきまっし」だと「行ってきたら(いいよ)」というような意味になります。
なんかかわいいですね。

それでは。

ハシモト@能登スタイル

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