大々的に報道ありましたね。
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「世界農業遺産」と呼ばれる国連食糧農業機関(FAO)の「世界重要農業資産システム(GIAHS)」に、新潟県佐渡市と石川県・能登半島の2カ所が、日本から初めて登録される見通しとなったことが8日、分かった。
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GIAHS:Globally Important Agricultural Heritage systems。
農業というと里山に目をむけがちですが、能登は「里山里海」を一体とした申請。
昨年、能登の炭焼きと揚げ浜塩田に照準をあてた
「里山里海の伝統的知識・知恵の伝承」という冊子の編集に関わったこともあり
感慨もひとしおです。
この冊子のまえがきを書いて頂いたオーガナイザーのあんまくどなるどさんが
北京の総会でプレゼンテーションをする予定。
今日は、能登スタイルストアで県外からの注文が増えている関連商品をご紹介します。
能登半島の先端に位置する珠洲市には、昔から作り継がれている地豆がありました。
大浜大豆というその豆はおへそ部分が大きく、大粒で香りが強いのが特徴。
昭和40年ごろまではたくさんの農家が作っていたものの、一時は幻の豆といわれていました。
ひょんなことからある農家が、自分達用に細々と大浜大豆を作っていることが分かり、地元有志が結束。地豆復活につながったのです。
その地豆と、珠洲で揚げ浜塩田を続けてきた塩士、角花さんのにがりで作った人気のお豆腐です。
まさに、里山と里海の知恵の結晶ですね。
もうひとつは奥能登揚げ浜塩
こちらも揚げ浜式製塩によってつくられたおいしい塩。
釜焚きにも伝承の知恵がつまっています。
揚げ浜式製塩の塩は少し甘みがあるのが特徴。
kiina@能登スタイル金沢出張所