今日は冬至。柚子湯と手作り化粧水のススメ

ズワイガニやころ柿などに追われている間に、すっかり時間があいてしまいました。(ころ柿をお待ちのお客様、もう暫くお待ち下さいませ。)

この間に、能登には鰤おこしと言われる雷が鳴ったり、雪も何度か降りました。
スーパーにも、ズワイガニ、なまこ、牡蠣など、冬のおいしいものが並ぶ季節になりました。
今年はいつも以上に雨や雪の日が多いですし、寒いのは苦手ですが、暖かい炬燵でおいしい冬の魚介類などをいただく冬だけの楽しみがあります。

さて、今日は冬至ですね。
小豆とかぼちゃのいとこ煮を食べたり、柚子湯に入る方も多いのではないでしょうか?
冬至に、柚子の香りや薬効で邪気を払って、身体を清め、健康や運気上昇を願い、行われてきたようです。

薬味などにしても美味しい柚子ですが、その種をお風呂に入れたり、捨てる前に手作りの柚子化粧水を作ってみませんか?

種に含まれるペクチンが、毛細血管の働きを促進して、小ジワ、シミ、そばかすを予防する効果があるそうです。

他にも、美白などが期待できるそうですが、やっぱり柚子の香りが毎朝、毎晩癒してくれそうですね。

《柚子化粧水の作り方》
◆材料
・柚子の種  柚子3個分ほど
・ホワイトリカー(20~35度)150~200cc   ※日本酒や焼酎でも可
・蓋付きの瓶など密閉容器

◆作り方
1) 瓶を煮沸消毒する。

2) 1)にホワイトリカーと柚子の種を入れる。

3) 蓋をしたら冷蔵庫か冷暗所に保存する。定期的に上下をひっくり返す。

4) 1~2週間漬け込んだら種をガーゼで濾す。これが化粧水の原液となる。

5) 少量を別容器に移し、精製水で2~3倍に薄めて使う。
水で薄めると長期保存はできないので、冷蔵庫で保管して、早めに使い切る。

とっても簡単ですよね。
アルコールが入っているので、敏感肌の方などには刺激が強い可能性があります。
必ずパッチテストをして下さい。水で薄めるほど、刺激は弱くなります。
検索すると他にも作り方や注意事項が出てきますので、ぜひ調べてみてくださいね。
手作りのものなので、自己責任でお試しください!

それでは。
いただいた柚子があるので、久々に柚子化粧水を作ってみようと思ったハシモトでした。

梅仕事と野草のWS、終了しました

今日は夏至ですね。
少しずつ昼の時間が短くなり、宇宙のエネルギーの転換期ですね。

先週の土曜日、金沢の八百萬本舗にて「梅仕事と野草を楽しむワークショップ」を実施しました。
八百萬本舗には、「能登スタイルストア」のアンテナショップがあるのです。
メインのウェブストアでは能登の産品のみ販売していますが、
八百萬には金沢への観光客の皆さんも多くいらっしゃるので、金沢の産品も置いています。

こちらは前々日に行った、親戚宅の梅の木です。今年は小粒でした。

この木の向こう側は元田んぼの湿地帯で、ぬかるみにはまりながらの
作業でした。
小さな小さな小川も流れてるのですが、毎年オタマジャクシやメダカ、
アメンボ、タニシで賑わっています。
大好きな場所です。
この場所に中学生の頃に出会ったので、移住も決断できた気がします。

さて、梅もぎ中に暖かくなってきたら、やぶ蚊に沢山顔や手を刺されました。
幸いにも周りにドクダミが沢山生えていたので、葉を揉んで、患部にすり込みました。いつの間にか腫れも痒みもひいてますよ。
ヤブカラシやヨモギも同じ効果があります。他にも色々あると思いますので、
皆さんの身近な野草で試してみて下さい!
(かぶれる可能性もあるので、パッチテストするか調べてからの方がいいですね)
虫刺され薬がいらなくなるかもしれません?

梅、ドクダミ、野ミツバ。
野ミツバは、売っているミツバより野性味あふれる味です。
ミツバをわざわざ買うことがないので、この時季にお吸い物にすると、
季節の恵みを感じますね。

こちらは洗ったドクダミを乾燥させているところ。
会社に行くので室内に吊るしてますが、本当は外の風が当たる日陰で干した方が良いです。(後半は会社に持っていって、乾かしました!)
カビないように、3日ぐらいでカラッと乾かすのが理想です。
八百萬本舗のお座敷で和気あいあいと開始。
特に身近にありそうないくつかの野草を持っていき、薬効などを
少しだけ勉強しました。

乾燥させた野草ブレンドを焙煎中です。本当は土鍋などでできると尚良いです。
まとめて焙煎して保存する、ではなく、飲む直前に焙煎するのが美味しくいただくコツ。
中火でゆっくり火を通して下さい。

野草茶の味は慣れないと飲みにくい人も多いかと思いますが、
始めて飲んだ方でも「おいしい!」というお声もちらほら上がっていました。
飲む以外にも、お風呂に入れるとか、化粧水にするとか、色々な
使い方ができます。

これはドクダミの花。これを瓶に詰めて、ホワイトリカーなどを入れてエキスを抽出・熟成させます。
3ヶ月もすれば、美白化粧水の完成。
もちろん薄めて使いますよ。パッチテストもして下さいね。

その後は野草茶を飲みながら、梅酒か梅シロップを作っていただきました。
梅酒や梅シロップには疲労回復や美肌、解毒、整腸作用などがあると言われています。

初めて作る方が多く「いいきっかけになった」「一人参加でも楽しかった」と喜んでいただけました。
次の日に、野草茶をいただいたり、梅味噌や梅酒を作った、と報告をしてくださった方もいらして案内人冥利につきました。(笑)

私も初めての案内人役でしたが、皆さんと楽しく過ごすことができました。
ありがとうございました!

また、7月も同じ場所で、ワークショップを予定しています。
仁行和紙に関するワークショップですが、また詳細は担当のインターン生から
案内させますね。

やっぱり梅の季節が終わる前に、もうちょっと梅仕事をしようかなぁと思ったハシモトでした。

中島で牡蠣と中島菜を楽しんできました

能登では暖かい日となった、春分の3月20日。
「能登中島を楽しむ 冬牡蠣と中島菜」の体験プログラムを開催しました。

まずは、能登島にかかるツインブリッジのとへ。
今回の生産者&話し手、中島アグリサービスの松田武さんより、少し遠くに見える牡蠣棚や七尾湾について、色々教えていただきました。


手前の町が中島町。七尾湾の向こうの方に、牡蠣棚が見えます。
この日は会えませんでしたが、能登島に住み着いているイルカたちが時々見えるそうです。

このブイの下に養殖牡蠣がずらりとぶらさがっています。

こちらの手前の棒も養殖牡蠣。
右手奥には和倉温泉が見えます。ここにかかっているのは、能登島大橋です。

この後、松田さんの畑に移りました。冬野菜の旬は過ぎています。
こちらにずらっと見えるのが、中島町が発祥とされる、中島菜。
皆んなで採れたて新鮮な中島菜や大根の味見をしました。
やっぱり新鮮な分おいしいです。大根もジューシーでした。

中島菜は血圧を抑える効果があるなどの研究結果が出ています。
からし菜のようにちょっとピリッとしています。おひたしの他、ベーコンと一緒にペペロンチーノに入れても美味しいです。
油と相性がいいので、炒めものにも。
私が好きな食べ方は、湯がいて水を切った中島菜と食べやすく割いたカニカマ(七尾市民になってからはもっぱらスギヨさんのカリブです)を、醤油とマヨネーズ、胡椒で和えたもの。

畑で松田さんから中島菜や農業について聞いた後は、松田さんが冬限定で営業している
牡蠣小屋「可(とき)」に移動です。
休日なのもあって、満席大繁盛でした。

コンロの牡蠣は蒸し牡蠣に。
貝の口が開いたら食べごろです。(時々開いてくれない貝もありますが)
能登に来た頃は、牡蠣貝を開けるのにもとまどったりしていましたが、
今ではスムーズに開けられます。

ちなみに、こちらのコンロは能登ならではの、珪藻土コンロです。
珠洲市で採れる珪藻土を使っていますが、断熱効果が抜群なので炭が通常よりも
少なくてすみます。また、外側の側面を触ってしまうことがあっても、火傷などしません。


牡蠣フライは2個ほど食べてしまった後ですが・・
おひたしはもちろん中島菜。
細みのおうどんも、中島アグリサービスさんで加工している、中島菜うどんです。
おしんこの大根は能登むすめという能登野菜。酢をかけると写真のように鮮やかなピンク色になります。
これに、蒸し牡蠣用の牡蠣がひとり10個ほどと、丸ごとネギが付いてきます。
どれもこれもおいしいのですが、食べ盛りでないと食べきれない量です。
今シーズン最後の真牡蠣をたらふくいただきました!
松田さんの牡蠣小屋は3月いっぱいで終了です。春からは、田植えや畑で忙しくなるとのこと。

今回は、牡蠣棚も中島菜も見るのは初めてという県外出身者の参加者の方が多かったのもあり、
楽しんでいただけたようです。
お腹いっぱいといいながらも、全部の牡蠣を皆んなで平らげました。
参加者の皆さん、松田さん、ありがとうございました。

また、体験プログラムをする時はこちらのブログでもご案内いたします。
ご興味がある方は、ぜひご参加下さいね。

能登に来てから、年に一度は牡蠣小屋に行くようになった、ハシモトでした。

牡蠣小屋「可(とき)」 (3月末まで)

殻付き牡蠣 一斗缶【能登スタイルストア】 (4月下旬までを予定。半斗缶もあります)
牡蠣小屋「可」の牡蠣は、こちら網谷水産さんのもの。松田さんのご親戚です!

中島菜手延べうどん【能登スタイルストア】 中島アグリサービスさん

中島菜ババロア【能登スタイルストア】 中島町のサンドイッチ屋、ぱんの木さん

珪藻土コンロと七輪【能登スタイルストア】 珠洲の鍵主工業さん

鳥居醤油店さんの手仕事

能登スタイルの事務所がある、七尾市の一本杉通りには、古き良き時代の建物がいくつか並んでいます。
その中のひとつ、鳥居醤油店さんにお邪魔しました。
事務所から徒歩2~3分の距離です。


※ 一本杉通りのお店には、暖簾がかかっています。

このあたりの家は、町家のように奥まで土間が続いています。
事前にお願いして、醤油づくりの様子を一部ですが、見学させていただきました。
味噌作りは、自分で作るようになってわかるようになりましたが、醤油はどのように作られていくのでしょう・・?

お醤油づくりは午前中なので、「おはようございます~」と言いながら、奥へ。

大きな釜で大豆を炊いていらっしゃいました。
薪は、建設会社からいらない材木をわけてもらえるそうです。
建設会社も産廃代金がかからないし、一石二鳥ですね。

同時に、小麦を煎って、その後粉砕しておきます。鳥居さんでは、大豆も小麦も能登のものを使っています。
実際にどんな風で作られているのかわかるものを材料にするって、大事ですよね。

大豆の灰汁を取る三代目の正子さん。
能登の富来からお嫁にいらしたそうです。

この後、湯だった大豆を籠に移して湯を切ります。
この籠も職人さんが作っているものを使っているそうですが、ずっと作ってもらっていた職人さんが
やめられて、今は富山の職人さんに作っていただいているそうです。

日本の伝統の技を持つ、職人さんが減っていってしまうのは淋しいことですね。
職人さんがやめなくてすむように、たまには職人の手仕事の品を買う人が増えるといいですよね。
私も時々ではありますが、職人さんのものを購入して、大事に使っています。

閑話休題。

炒って粉砕した小麦と大豆を台の上に入れます。

均一に混ぜて、人肌まで冷まします。

麹菌を振りかけて、素手で丁寧に混ぜます。

その種麹を麹蓋と呼ばれる木の箱に移します。

室(ムロ)に入れて、四日間麹に手を入れてかき混ぜたり、ムラが出ないように、箱の位置を入れ替えたりします。
これを麹を育てる、と言うそうです。発酵食品は、生きものですね。
正子さんは、「昔から、手当てって言うでしょう」と仰っていましたが、今でも手を入れていくことを大事にしていらっしゃいました。

育てた麹をもろみ蔵へ運びます。
2m以上ある大きな杉桶に水と塩を入れておき、麹を入れます。
二年間!ゆっくりと発酵熟成させます。夏は黴びないように、かき混ぜます。夏を過ぎたものが「もろみ」です。
木の樽で作られる醤油は、現代では本当に少なくなっていると思います。
樽に住みついた(?)菌さんの仕事のおかげで、鳥居醤油店さんならではの味になるんでしょうね。

大手企業などでは、温度管理をして4ヶ月ほどで完成させることが多いようです。

槽(フネ)と呼ばれるしぼり機で、ゆっくりと時間を掛けて生醤油を絞ります。
100枚の麻袋を重ね合わせてあります。

生醤油には酵素や酵母なども生きているので、身体にいいのですが、保存が難しいので、
薪を使い時間をかけて火入れをします。この時にアクも取ります。

貯蔵桶に、火入れした後の沈殿物を入れて、暫く置きます。
冷ました後、こちらも手作業で瓶詰めです。

私の愛用品は「だしつゆ」なのですが、有名な料理研究家の方も使っていらっしゃるようです。
もちろんお醤油も使っていますよ。
あと、いつもあるわけではないのですが、鳥居さんの醤油も使ったチーズケーキがおいしいです!
私のお友達が描いた、かわいいお嫁ちゃんのイラストのパッケージです。

午前中は奥で仕事をしていらっしゃることが多そうなので、入って誰もいなくても
奥に向かって声をかけてみてください!
【鳥居醤油店】

住所: 石川県七尾市一本杉町29 (七尾駅から徒歩8分)
営業時間: 9:00~18:30
休日: 無休 ( 時々早く閉める時などもあるようですので、遠方の方はお電話してからの訪問が安心です)
ホームページ: http://www.toriishouyu.jp/

正子さん、お忙しい時間帯にありがとうございました!

まずは、早くお味噌を仕込まないと!と思ったハシモトでした。

梅仕事

梅雨入りして、ジメジメした日が続いています。

今日も30℃超え?!先週末には35℃と猛暑日になりました。

とりあえず梅雨明けしないかな~。

さて、梅雨入りの頃に毎年行うのが梅仕事です。

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今年もたくさんいただきました、ありがとうございます!

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こどもも一緒にヘタ取りをして……

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梅シロップを仕込みました。

3週間ほど経過したら……こんな感じに。

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てんさい糖を使っているので、色はかなり黒っぽくなりましたが

もう飲めそうかな?どうなんだろ?

来年は梅酒も仕込みたいな。

梅シロップよりも、梅酒が好きなタナカでした。

能登スタイルストアで販売中の梅酒など関連商品はこちら >>

cafeで写真展

能登スタイルの職場にほど近いCafe gene(カフェ ジーン)さんに、
遅いランチに行ってきました。

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インテリアは、ちょっとアンティークな雰囲気で、とても居心地のいい店内です。

実は、地元ののと鉄道の写真集を出している、湯浅啓さんの写真展が
こちらで開かれていたのです。

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金沢生まれの湯浅さんは、のと鉄道が好きで、昔から乗っていらっしゃったそうです。
以前から、のと鉄道の写真集は出されてますが、昨年新しく「のと鉄道」という写真集を出版なさいました。

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この写真集「のと鉄道」にはすてきな写真がたくさんおさめられています。
私は特に鉄道好きというわけではないのですが、好きな写真が沢山あります。

私のこの写真では、あまり素敵さが伝わりきれませんが、
お気に入りの写真のうちの一枚です。

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こちらのポストカードにもなっている、写真は能登鹿島駅。
桜の名所なんです。
写真集「のと鉄道」の巻末には、一枚一枚の写真にコメントがついてますよ。

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ランチは今回は、カレーにしました。
色々なスパイスがほんのり甘くておいしかったです!

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写真展は15日までですので、お近くの方はぜひ!
入場無料ですが、geneさんのおいしいランチやカフェメニューもお薦めです^^

湯浅啓写真展  のと鉄道
2016年3月15日(火)まで 8:00~18:30
Cafe gene (カフェ ジーン)
石川県七尾市相生町67 三浦ビル1F (七尾駅から徒歩5分)
TEL: 080-2959-3747
https://www.facebook.com/Cafegene.nanao/ (FBページです)

能登スタイルのオンラインショップはこちら↓
能登スタイルストア:写真集「のと鉄道」
能登スタイルストア:写真集「能登線日和」
能登スタイルストア:ポストカード「のと鉄道情景」

今年の春は、のと鉄道に乗って、能登鹿島駅に行こう!と思ったハシモトでした。

中島の牡蠣小屋へ

数年前から東京の方でも、牡蠣小屋が流行っているみたいですね。

能登では牡蠣と言えば、穴水や七尾の中島が有名です。
1年ぶりぐらいで、中島アグリサービスさんの牡蠣小屋「可(とき)」に行ってきました。

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5人分で、バケツいっぱいの牡蠣が来ました。
まずは蒸して。

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牡蠣の口が開いてきたら、食べごろです。
利き手じゃない方に軍手をして、牡蠣の開いたところにナイフを入れて、ふたを開きます。
海水で塩味がついているので、ジューシーなエキスをこぼさないように口の中へ。
やっぱり新鮮なのでおいしいです。
可では、親戚の牡蠣屋さんから仕入れています。

そのままコンロで焼き牡蠣もしましたが、
牡蠣エキス!が落ちると、下の炭からもくもくと煙や灰が・・
なので、蒸した方が簡単だし、服も汚れません。

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今回は3,000円のコースでしたが、蒸し・焼き牡蠣、葱の酢味噌和え、牡蠣フライ、
牡蠣ご飯、中島菜うどんと、とれたて長ネギ、そして水羊羹がついてきます。

この葱は、中島アグリサービスさんで作っているもの。
一番外側が真っ黒になるまで焼いて、外側一枚だけ取り除いて食べると、甘くておいしいんですよね。
私は、醤油&マヨで食べるのが好きです。

この↓牡蠣フライ、一人分です。

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家族や仲間とわいわい食べるのにおすすめ。

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男性4人と女性1人で、がんばって食べましたが、バケツの牡蠣、食べきれませんでした・・
お腹いっぱいです。

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中島アグリサービスさんは、いつもはお米や野菜を作っていて、牡蠣小屋は一年前から始めました。
冬だけですので、この季節、能登に来たらぜひ寄っていって下さいね。
(価格やメニューは最近のものなので、行かれる時には変更している可能性もあるかと思います。)

小屋では、採れたての野菜やお米の他、中島アグリサービスさんオリジナルのパスタやうどんなども販売しています。

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能登に来たら、地元の牡蠣をたらふく食べていってくださいね!
可に来たら、中島アグリサービスの松田さんがいらっしゃるかもしれません。

中島アグリサービス HP

●中島アグリサービスさんの商品
能登スタイルストア:能登の心米】 5㎏/10㎏ 精米もできます
能登スタイルストア:中島菜手延べうどん
能登スタイルストア:中島菜パスタギフトセット
能登スタイルストア:中島菜粉末

  ※中島菜は、七尾市中島町で作られている冬野菜です。

ちなみに・・
家でも、牡蠣などおいしくBBQしたい!という方用に・・・
能登スタイルストア:珪藻土炭火コンロ(金網付)と大野製炭工場の切炭セット

BBQはできないけれど、コンパクトで使い勝手の良い七輪もあります。
能登スタイルストア:珪藻土練り製七輪(金網付)
 ※珪藻土は能登の先端、珠洲などで採れる土です。
   
今シーズン中にまた牡蠣小屋に行ってしまいそうな、ハシモトでした。

職人さんの道具に触れてきました

先日、奥能登のふくべ鍛冶さんに行ってきました。
この日は大雪で、車を走らせるのも少し大変でした。

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ふくべ鍛冶さんは、100年以上続く鍛冶屋さん。

鍛冶屋の中でも、製鉄に従事するものを大鍛冶、刀鍛冶を小鍛冶と言うそうなのですが、
包丁や農具、漁具、山林刃物などを手がける鍛冶屋は野鍛冶と呼ぶのだそうです。
ふくべ鍛冶さんは、その野鍛冶となります。

昔は、各町に野鍛冶がいたらしいのですが、現在では能登ではふくべ鍛冶さんしかないそうです。
どこも後継者がいなくて、店を畳んでいきました。
そんな中、4代目の干場健太朗さんは、昨年まで町役場で働いていらっしゃいましたが、
鍛冶屋が必要とされていることを知って、仕事を辞めて、
お父さんの勝治さんの下、鍛冶職人として働くようになりました。

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昔ながらの本鍛造で、丁寧な手作業で作られています。
その為、お客様の要望で特注品を作ることもあるそうです。

一般人には一番馴染みがある出刃包丁。

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下の写真の左側の小刀のような形のものは、海の道具「マキリ」です。
船上で網切りや魚の調理に使える、漁師さんの愛用品。
山菜採りや庭仕事にも使えるそうです。

他にもカキ貝開けや、サザエ抜きなど。
サザエなどを獲る銛のようなものもありました。

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山の道具は、鉈や鎌、斧や鍬など。やはり大物が多いですね。

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鍛冶屋さんの道具は、ひとつひとつ鉄を叩いて作るので、人気商品のイカさき包丁は
最大でも1日10丁しか作れません。
その為、大量生産品と比べて少し値は張るかもしれませんが、
信頼できる良い道具を大事に長く使う、というのがいいですよね。

能登のこのあたりでは、イカなどの水産業が盛んですが、鮮度を保つために
少しでも切れ味の良い刃物にこだわります。
そこで、ふくべ鍛冶さんのような野鍛冶はとても重宝されています。

ふくべ鍛冶さんでは、包丁研ぎの他、道具の修理などもしてくれます。
この日もお店には、いくつもの修理や研ぎを待っている道具たちがありました。
修理によって新品のようになり、代々受け継げる道具とのことでした。

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健太朗さんとお嫁さんの由佳さんは、ご高齢でお店まで来られない方の為に、
車で集落を周る、包丁研ぎや修理などの移動鍛冶屋もしています。
食品も一緒に売っているそうですよ。
車がないと買い物が不便な地域では、ありがたいですよね。

能登スタイルストアでは、ふくべ鍛冶さんの道具は下記のものを取り扱っています。
春ぐらいになったら、ラインナップを増やしていきたいと思っています!

【能登スタイルストア: カキ貝開け】
【能登スタイルストア: サザエ抜き】

能登に来て、お魚をもらうことが多い私も、出刃包丁を買いました!
早くお魚来ないかな♪
この包丁を使うのが楽しみなハシモトでした。

種・種・実

ここのところ、週末は出かけていたことが多かったのですが、
先週末は久しぶりにのんびりできたので、家の周りを点検。
点検とは言っても、もう秋が過ぎて、放置されていた家庭菜園に手を入れたり、
新しい何かが出てきてないかな?とかそんな点検です。

今年もオクラの種がまあまあ取れました。
夏のオクラは、2、3日目を離すとすぐに大きくなって、
「これも種取り用だ~」となってしまいます。

近所の方いたら、固定種や在来種の種交換会したいですね。

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うちのすぐ近くに、廃屋があります。家の中から竹が沢山茂っていて、夏に肝試しをするには
うってつけの場所です。

そこの庭に入ってみたら、こんな種ができてました。

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すごくないですか!
種が行儀よく、綺麗に並んでいるんです。
こういうのを見ると、本当に自然ってすごいなぁといつも思います。

何の植物か気になったのですが、わからず・・
夏には花も見てるはずなのに・・ 
わかる方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。

この植物を見てる時に、奥の廃屋の方から、
がさがさっ
がさがさっ

と音が・・
よくよく見ると、こっちを見つめたタヌキさんが。
能登にはよくいるのですが、実は初めて見ました!
見慣れていないと、いても見逃しちゃうのです。

初タヌキにちょっと感動して、暫くの間見つめ合ってしまいました。
逃げることもなく、こちらの様子を窺っていました。

さて、自分の畑に戻ると、お隣さんが庭仕事をしてたので、
またお邪魔させてもらいました。
お隣さんの庭は広くて、綺麗で、よく借景して勝手に楽しんでいます。
最近は忙しくて、全然気づいてなかったのですが、
近づいてみたら、鈴なりの柿がなっていました。

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最勝柿です。柿の木は4、5本ほどありました。
渋柿なのですが、かなり熟していて結構甘くなっていました。

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良かったら持ってって~と、熟したものをいくつか(と、大きい白菜と大根と葱も)
いただきました。熟しすぎのものは、甘味として煮物などに投入しました。

「干柿作ってみる?」と少し固めのものもいただき、初めて吊るしてみたのですが、
カビ防止の殺菌など手を抜いてしまったので、やはりカビてきてしまいました・・

今年は暖冬なこともあって、どこも干柿づくりは難しいらしいです。
冬でも湿気のある北陸ですが、今年は更に湿度が高いのかな?
プロでも、今年は難しいと聞きました。

今だけの、能登の高級ころ柿を最後に宣伝しておきます。笑

【治郎堂幸露熟柿(ころづくし)】
http://notostyle.shop-pro.jp/?pid=87686575

【治郎堂幸露柿(Lサイズ(40-50g) 15個入)】
http://notostyle.shop-pro.jp/?pid=87685955

ハシモトでした。

大根飴の季節

ご無沙汰しております。ハシモトです。
あっという間に季節は冬。暦では、もうすぐ大雪ですね。
うちの周りでは今朝初雪が降りました。急いでタイヤ交換をしなければ!

最近は、風邪らしい風邪も引かず、元気にやっていたのですが、

昨日気づくと、少し咳が出る・・ 喉がなんだか怪しい・・

最近、暖房をつけ始めて、気づくとうたた寝をしてしまう日が続いていたのでした。

なので、昨晩は帰ってすぐに、横井商店さんの米飴(じろ飴)と
先日会社でいただいたばかりの大根で、大根飴を作りました。
切った大根にじろ飴を入れるだけ!

ご存知の方も多いと思いますが、大根の酵素は、喉の粘膜の炎症を鎮める作用があるんです。
ちびちびスプーンで飲むぐらいでは、私はあまり効かないので、1回につきおちょこ一杯近く飲んでしまいます。


こちら
の「米飴(じろ飴)」ページの真ん中ほどにある「ヨシ子おばあちゃんの常備レシピ」では

銀杏切りですが、私はサイコロ切りで。

蜂蜜で作ることが多いですが、能登に来てからの私はじろ飴で作っています。
こんなに甘いのに、お米と麦だけで作られているとは、自然の恵みはすごいなぁと改めて思います。

米飴なので、小さいお子さんにも安心して飲ませてあげられますよね。

咳止めなどの薬は、身体に負担がかかるので、できることなら
このようなお婆ちゃんの智恵で健康になれたら・・と思っています。

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銀行をリノベした新オフィスにて。会社でも飲んでます!