でか山曳きました


こんにちは。能登スタイルストアスタッフのハシモトです。

ゴールデンウィークのこととなりますが、能登地区で最も大きいお祭りの
青柏祭がありました。

青柏祭は、七尾市の鍜冶町、府中町、魚町の3町のお祭りで、それぞれの町に、
でか山と呼ばれる山車があります。
高さ12メートル、重さ20トンのでか山は、日本最大の山車だそうです。
でか山のマークを見れば、どこの町のものかがわかります。
ちなみに魚町は、なまって地元の人は皆「ようまち」と呼びます。

能登初心者の私、もちろん全てが初体験です!

まず、5月1日の夜7時からでか山の試運転が始まりました。
まだ飾り付けがされておらず、ムシロのみの姿です。ムシロ山というらしいです。

Rimg1136

(こんな狭い道中をどんどん抜けていきます。こちらは最終地点)

5月2日は、人形見です。
でか山の上の方に取り付けられる人形が市内中心部の9ヶ所で見ることができます。
仕事帰りに行ってみましたが、人形見の面白いところは、普通のお宅に人形を飾り、
一般の人が見られるように開放していることです。
家では、お神酒などが振る舞われたりもしていました。

Rimg1150

(魚町の人形)

でか山の方も着々と飾り付けの準備が進んでおります。
面白いのは、日常(仕事もある平日です)にこんな風景が会社近くから
見えたり、準備で通行止めになったりしていることです。

Rimg1145

飾り付け終わりました! こちらは府中町のもの。
人形は3体づつ設置されます。

Rimg1172

5月3日。いよいよ本番です。

鍜冶町では21時からスタートです。町中の三叉路から山王神社(大地主神社)に奉納します。
見どころは、こんな狭いところで方向転換する辻廻し。
テコの原理で前の車輪を浮かせて、中の地車と呼ばれる小さな車輪を使って、
でか山を廻します。動く前など都度都度で、でか山に乗っている木遣り衆が唄います。
辻廻しだけでも小1時間ほどかかります。

でか山には3本の綱があり、それを参加者が曳くことで動きますが、
木遣り衆は、曳き手らの調子を合わせたり、鋭気を高める役目があるようです。

鍜冶町は、23時頃に到着しました。
家で暫し休憩し、夜中1時からは隣の府中町の曳き出しに行きました。
3時近くまで見物してましたが、寒さのあまり、途中で退散。予定通りなら、朝7時頃に着いたようです。

ちなみに魚町は、朝8時スタート、昼12時半に到着完了とのことでした。

Rimg1210

(我が鍜冶町のでか山は、山マークです)

祭りは5日まで続きます。

Arimg1426_3

(一本杉通りと鍜冶町の山)

実は、一本杉通りではこの時期、2週間ほど「花嫁のれん展」が開催されます。
花嫁のれんは、嫁入りの時に持参して、嫁ぎ先の仏間の入り口に掛けておくものだそうです。
この期間は、全部で100枚以上の花嫁のれんが、一本杉通りで飾られています。

Rimg1160

(この辺りでは、蔦の家紋が多いです)

閑話休題。

こちらは5日、御祓川前に集合したでか山たちです。なんと、職場の目の前です。
行けたのが遅くなり、鍜冶町のでか山は出発後でした・・

Rimg1429

5日の20時半からは、鍜冶町に戻った山を山王神社に納めます。
府中町は印鑰神社へと、3町それぞれの場所に納めるのです。

Rimg1178

私は初日と、この時に綱を曳かせてもらいました。
写真ではわかりづらいですが、実はこの大きなでか山、かなりのスピードで走っています。
町中は狭いので、かなりの迫力なのです。
家や電柱などに、すれすれで通って行きます。

最後の神社へ納める時も曳きましたが、特に最後のカーブでは全力で曳き、走りました。
結構な力仕事でした。

Rimg1196

最終日のこの時間ともなると、観光客の人もあまり(全く?)おらず、
最後に木遣り衆や、町の人たちが曳き付け唄や七尾まだらを唄って、
23時頃今年の祭りが終了しました。
睡眠不足な時にもなりますが、3日間常にどこかで唄や掛け声が
聞こえていたので、もう暫く聞けないとなると寂しい気もします。

でか山は町の人でなくても曳くことができますので、
お祭り好きな方、そうでない方にも、おすすめのお祭りです!

能登は今後もいろいろな地域でお祭りがあります。
他にどんなお祭りに出会えるか楽しみです。

それでは。

ハシモト@能登スタイル

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA