先日、七尾の先っぽ、鵜浦町にある、鹿渡島定置にお邪魔してきました!
漁師さんの朝は早く、まだ暗いうちから仕事が始まります。
朝3時前くらいから準備をして、漁船に乗り込みます。
漁師さんいわく、この漁船は中型くらいだそう。
ライトもあまりつけずに、ほぼ月灯りだけの、早朝の暗い海の上を進んでいきます。
海は静かで、船のエンジンの音しか聞こえないくらいです。
網の設置されている場所あたりまでつくと、いよいよ漁の開始。
定置網漁は、定まった場所に網を設置し、回遊する魚群を誘い込むことで漁獲します。
漁師さんが全員で淡々と網を巻き取っていきます。真剣です。
メインの周りには小さい船もいて、両側から網を取り巻いていき、魚を取ります。
これが2回ほど続きます。
周りにはカモメが飛び回っていました。
これがとれた魚の一部。
定置網では、一般的に浮魚と呼ばれる、海水面から水深数十メートルから百メートル程の、海底から離れたところを泳いで移動する魚(イワシやアジ、タイ、ブリ、イカなど)がとれるそうです。
底に網を敷いて引き上げる、底引き網漁もしていました。
漁が終わると、少しづつ空が明るくなってきました。
漁が終わっても仕事は終わりません。
魚の仕分けです。さすが魚を知り尽くしているだけあって、仕分けが早い!
仕分けされた魚は氷を入れたり、海水でしめるなど処理して、出荷されていきます。
仕事が終わるとすっかり朝。
漁師さんの朝ごはんまでいただいてしまいました。
おいしかった~!ごちそうさまでした。
漁師さんの仕事を見て、単純にすごいなと思いました。
今はこういった仕事をしている人は少ないので、自然の中に人間がいることを忘れがちですが、自然と人間のかかわり方について考えさせられました。
鹿渡島定置の漁師さんはすごく若い方が多かったので、こういった昔ながらの風景が続いていってほしいなと思いました。
鹿渡島定置では、朝取れの魚をそのまま干物などに手間をかけて加工して販売しています。
能登スタイルストアでも扱っています。
http://www.notostyle.biz/SHOP/fk08-001.html