梅雨が明けて一週間、一気に暑くなりました。
それでも里山は、ちょっと過ごしやすい。
今日は、能登町の春蘭の里周辺の下見です。
明日から2日間、地元学があるので・・・・
まずは明日の準備を兼ねて白地図に色ぬりぬり。
大人の夏休みの宿題みたいですね。
それから、松林をテクテク・・・
夏の日差しが入って、気持ちよいコースです。
歩くといろいろな植物を見ることができます。
これは、サルトリイバラ。
赤い実がなるそう。
表面の葉っぱはつるつる。料理の飾りに使ったりするそうです。
きれいな色ですね。
木の根元にあるのは、ゆずり葉。
新しい葉が生えると、古い葉が枯れていくので「譲り葉」というそう。
縁起物として、お正月の飾りに使います。
コナラの林は、小さな葉っぱが重なりながら、光を通してとってもきれい。
こころなしか、通り抜ける風もさわやかです。
もともと能登はコナラが多くて、炭焼きに使う木もコナラが中心だったそうです。
でも、スギを植林したり、放置された果樹園がマツ林になったりしながら、
植生が変化しています。
マツ林は、8月頃に「落ち葉かき」をして、十分に手入れすると
いいマツタケがたくさん採れるそうです。
里山は、人間が自然に手をかけることで、恵みを享受してきた空間。
そして、いろいろな生物が生まれる源。
今は、自然の経済の循環がかみ合っていない状態だから
手をかけることができなくて山が弱ってきています。
家を建てるなら地元産の木を使う、
生活に地元産の薪や炭を取り入れる、
企業の社会貢献活動(CSR)、
学生のインターンシップ活動・・・
私たちができることもありそうです。
kiina@能登スタイル金沢出張所