こんにちは、能登スタイルスタッフのフジイです。
4月に入って、能登にも春がやってきました。
そうです。祭りです。
「酒樽がえし」というお祭りを見に、能登町の藤波地区へと行ってきました!
宇出津地区のショッピングセンターにほど近いところにある「神目神社」(すごい名前ですね!)
に3基の曳山が集合していました。
この曳山は、海がすぐそこなこともあり、
船の形をしていて鯛など海にまつわる装飾が施されており、乗っているのは恵比寿様!
豊漁祈願のための曳山なのですね。
ちょっと待っていると、神社から酒樽を担いだふんどし姿の男衆が
「わっしょい!わっしょい!」の掛け声とともに田んぼへ向かいます。
そして、樽を田んぼに投げ込み、
重そうな樽を奪いあいます。
そして海へ移動して再び酒樽を奪い合います。
里山里海の両方で奪いあうようです。
あれ・・・?どこかで見た風景?
夏に開催される、あばれ祭りで海に神輿を投げ込むシーンがフラッシュバック!
これも藤波と近い宇出津のお祭りです。
この酒樽がえしは、海で奪いあって終わりのようでしたが、
源義経が奥州へ落ち延びる際にお供の女性と樽で海岸に流れ着いた伝説が由来で、
明治時代には漁師が樽を奪い合って漁を占っていたそうです。
曳山も海沿いを巡行します。
長い能登の冬がおわって春になって初めてのお祭りなので、表情も楽しそうなみなさん。
夏のお祭りほど派手ではありませんが、春の訪れを祝うほがらかなお祭りでした!
帰り道、ずっと気になっていたフラットベーカリー&カフェさんへ寄り道。
海を見ながら期間限定のいちごデニッシュときなこのパン、エスプレッソをいただきました。
この日の海。
曇りの海のこの色と、春の草の色が個人的に好きです。
フジイ@能登スタイル