初めての取材

こんにちは!
昨日お伝えしましたが、初めての取材で「れんげや」に行きました。
その時のお話を少し。
古民家カフェだというお話は聞いていて、どんなところなんだろう?とわくわくしながら
車に乗り込みました。
目的地に近付くと、古民家が集まった集落が見えてきました。
七尾を歩いていても瓦屋根や古い建物が新鮮で「おぉ!」と思っていたのですが、
その比じゃないくらい新鮮でした。
古民家に入るのも初めてだったので、玄関が広い!天井が高い!などいろんな感想が。
天井が高いと解放感がありますね~^^
中の色合いも落ち着いていて、このゆったりした空間に入り浸りたくなりました。
築100年以上ということを考えると、不思議な気持ちです。
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ちなみに、この日私が飲んだのはレモンティー×マンゴーのドリンク。
自分ではなかなか思いつかない組み合わせですが、美味しくいただきました。
他にもマンゴー酢を使ったドリンクがあったり、全部飲みたいくらいです!
個人的にマンゴーにはまっておりまして…
もちろん別のドリンクもありますよ♪
「能登スタイル」へのUPはお盆明けにランチメニューの写真を撮らせていただいてからになりますので、
少々お待ち下さいませ^^
まえはら@能登スタイル

穴水の虫送り

こんにちは。

どうも、じとじと、梅雨らしい天気です。
今日は満月です。
関係ないです。

さて、先週の土曜日、穴水宇留地地区で行われた、虫送りにいってきました!

虫送りとは
松明をもって田んぼのまわりを歩き、虫を払って今年の豊作を祈る
日本の伝統的な行事です。

昔は能登の各地で行われていたのですが
今では毎年かかさず続けているのは、この穴水町宇留地地区だけのようです。

日暮れころ、子どもらのたたく太鼓の音に誘われるようにわらわら人が集まりだし
宇留地神社の横には、大きなおおきな火がたかれます。

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くべろくべろ、もってけ、もってけ、つけろつけろ、と勇ましい声のとびかうなか
どんどんどんどん、松明に火が灯されていく。

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ひとつずつもてー、いくぞー、という声につれられて
女のひとも、男のひとも、おとなも、こどもも
こーんな長いたいまつを持って、田を歩きだします。

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虫を送る呪文

うーんか、うんか、でーていけー
うーんか、うんか、でーていけー

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静かな田んぼにひびく
うーんか、うんか、でーていけー

あとは、火のぱちぱち、という音と、笑い声しか聞こえません。

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最後には、虫を追い払う「のさ」と呼ばれる護符を
田に水を引き入れる場所に立てて神事を行います。

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雨の降る中でも、火はたくましく「のさ」を燃やし、盛大に歓声と拍手がおこります。

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なんだか、懐かしく恋しい夏の空気に、心が揺さぶられる、そんな夜でした。

今年はかならず豊作になりますね。

おつる@能登スタイル

 

梅雨

本格的に梅雨。

特に北陸は雨や湿気が多い地域とあって、憂鬱な季節・・・

でも、雨や湿気が多いのは、悪いことばかりではないんですよ!

例えば、輪島塗。
漆は湿気で乾くという特性があります。
つまり、能登の湿気が、輪島塗に必要不可欠なのです。

先日、能登スタイルストアでもおなじみ、輪島のキリモトさんのところへ見学に行かせてもらいました。

私の母校では、ゼミで毎年キリモトさんや輪島塗の職人さんのところへ見学に行っていて、
今年は先生や後輩たちにまざって同行したという訳です。

◯まずは桐本木工所へ。

なめらかなツヤと質感。キリモトさんの輪島塗りは本当に美しいのです。

美しいだけじゃなく、機能的。
コップにしても、口当たりがやわらかい。日常に使える輪島塗。
本物ってこういうことかとハッとさせられます。

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商品や、紙芝居を使って熱心に説明してくださるキリモトさん。

輪島塗は木地、塗り、蒔絵などもともと完全分業制なことや、漆の特性、塗るハケは海女さんの髪の毛から出来ている(!)ことなど、濃密な講義。

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職人さんの仕事場にもお邪魔させてもらいました。

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これは・・・!

能登スタイルストアでもおなじみの名刺入れ

すてきです。思わずうっとり。

◯次は木地職人の寒長さんの工房にお邪魔しました。

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寒長さんのすごいところは、なんと喋りながらお椀を削って行くんです。

しかもトークが面白い!すごすぎる。

手ざわりとカンでここまで仕上げるのは、さすが職人さんです。

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◯最後に蒔絵師の中島さんの工房へ。

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さらさらっと絵柄を書くことわずか1分ほど。

植物や動物がまるで生き生きと動き出しそう。

他にも、貝を細かくくだいて貼付けた工芸などを見せてもらいました。

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実はこの見学は2度目なのですが、何度見ても職人さんは凄いです。

輪島塗、奥が深いです。

フジイ@能登スタイル

鹿渡島の漁師さん

こんにちは、能登スタイルスタッフのフジイです。

先日、七尾の先っぽ、鵜浦町にある、鹿渡島定置にお邪魔してきました!

漁師さんの朝は早く、まだ暗いうちから仕事が始まります。

朝3時前くらいから準備をして、漁船に乗り込みます。
漁師さんいわく、この漁船は中型くらいだそう。

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ライトもあまりつけずに、ほぼ月灯りだけの、早朝の暗い海の上を進んでいきます。
海は静かで、船のエンジンの音しか聞こえないくらいです。

網の設置されている場所あたりまでつくと、いよいよ漁の開始。
定置網漁は、定まった場所に網を設置し、回遊する魚群を誘い込むことで漁獲します。

漁師さんが全員で淡々と網を巻き取っていきます。真剣です。

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メインの周りには小さい船もいて、両側から網を取り巻いていき、魚を取ります。
これが2回ほど続きます。

周りにはカモメが飛び回っていました。

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これがとれた魚の一部。

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定置網では、一般的に浮魚と呼ばれる、海水面から水深数十メートルから百メートル程の、海底から離れたところを泳いで移動する魚(イワシやアジ、タイ、ブリ、イカなど)がとれるそうです。

底に網を敷いて引き上げる、底引き網漁もしていました。

漁が終わると、少しづつ空が明るくなってきました。

漁が終わっても仕事は終わりません。
魚の仕分けです。さすが魚を知り尽くしているだけあって、仕分けが早い!

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仕分けされた魚は氷を入れたり、海水でしめるなど処理して、出荷されていきます。

仕事が終わるとすっかり朝。

漁師さんの朝ごはんまでいただいてしまいました。

朝取れの、新鮮な魚のお刺身!
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おいしかった~!ごちそうさまでした。

漁師さんの仕事を見て、単純にすごいなと思いました。
今はこういった仕事をしている人は少ないので、自然の中に人間がいることを忘れがちですが、自然と人間のかかわり方について考えさせられました。

鹿渡島定置の漁師さんはすごく若い方が多かったので、こういった昔ながらの風景が続いていってほしいなと思いました。

鹿渡島定置では、朝取れの魚をそのまま干物などに手間をかけて加工して販売しています。
能登スタイルストアでも扱っています。
http://www.notostyle.biz/SHOP/fk08-001.html

珪藻土のかまど

噂には聞いてたけど現物は初めて見ました。
ポータブルタイプのかまど。

鍵主工業さんのショールームで、私、目が釘付けでした。
これは羽釜を2つ並べることができる2連式です。
内側が珪藻土だから耐火性、保温性はバッチリ。

「2連式」って響きも、そそられます。

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このタイルの感じもたまりませんねー。

プロパンガスが普及する以前のトレンド、
核家族、都市文化的な香りがする商品です。

「やっぱ羽釜じゃなくちゃ、かまどで炊いたごはんじゃなくちゃ」
という飲食店や体験施設なんかに、今でも売れてるそうですよ。

ちなみに、都市ガスにつなげてもいいようになっているそうです(笑)

kiina@能登スタイル金沢出張所

蓬莱

能登はすっかり雪模様・・・
先週、木曜日の深夜から雨が雪に変わり、金曜の昼頃には猛吹雪の様相。

珠洲~能登町から金沢への帰り道は、田んぼに突っ込んでいる車、
坂道を上がりきれず、チェーンを装着するのに停車しているトラック軍団、
そして能登有料道路でも事故2件と、ドキッとするドライブでした。

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冬の能登はモノトーンの世界・・・デス

そんなモノトーンをもう一つ。

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蓬莱です。
能登のお宅の立派な神棚には、こうしたお札的な半紙が吊り下げられますが、
年末に取り替えるのが通例。
切り絵になっているのもあります。

これも能登のとある役場に行った時に、
「今日、届いたばっかりだから持って行って♪」とのことで、1枚もらってきました。

地元の方が何百枚と書いて、役場に毎年置いていってくれるんですよ。

もう年末か・・・はやいな

kiina@能登スタイル金沢出張所

雪の里山

どうも、能登スタイルスタッフのフジイです。
先日、能登町へ取材に行ってきました。

中能登から車で走っていると、だんだんと周りの景色が白く・・・

そして、能登町の道の駅桜峠についたときの景色。

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降っているどころか、積もっている!
こんなに積もっていたのは能登町だけだったようです。異郷の地に足を踏み入れた気分でした。

そして、今回の取材先である、「夢一輪館」さんへお邪魔してきました。
能登空港から車で10分弱ほど、道の駅桜峠を過ぎてすぐ横の道を上っていったところにあります。

雪がしんしんと降り積もる一軒の家屋。なんだかタイムスリップしたような気持ちです。

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中にはいると、ゆったりとしたどこか懐かしい空間。
このお店、なんと、珠洲にあった民家を移築したものだそうです。

田んぼの田植えのためのしるしをつける道具「わく」が照明に使われていたり、
能登町の合鹿で昔からつくられている合鹿椀が飾られていたりと、能登がぎっしり詰まっていました。

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レトロなストーブも。

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香ばしい蕎麦茶やお蕎麦をいただきました。
地元のもの、本物にこだわっていて、付け合せももちろん地元産。
今回は大根の煮物に穴水産牡蠣の味噌がついていました。

寒い時期に冷たいお蕎麦ははじめて食べましたが、蕎麦が旬の時期に、
しっかりと素材の本来の良さを味わえました。

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地元産豆腐の燻製に、ブルーベリーのジャム、塩など
地元の本物にこだわっている夢一輪館さんオリジナル商品もたくさんありました。

ゆったりとした懐かしい昔ながらの能登を感じて、おいしいお蕎麦をいただく。
素敵な時間を過ごせました。おすすめです。

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一足先にクリスマス!

こんにちは、能登スタイルスタッフのフジイです。

今日は、能登半島の外側に位置するまち、志賀町にある「花のミュージアム フローリィ」さんにお邪魔してきました!

フローリィさん、今年度の開館は今月いっぱいだそう。来年春まではお花たちを見ることができないそう・・・なんてこった!

一度夏にも伺わせていただいたのですが、夏には美しい青のあじさいを見ることができました。のとめぐりのフローリィさんのご案内はこちら

今回はどんなお花が見れるかな??とわくわく。

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クリスマスツリーと、赤のお花、葉っぱの緑とでクリスマスカラー!

金の紙で作っている星のかざりや、リボンで作ったバラなどもすてきです。
なんと、全てスタッフさんの手づくりだそう!すごい!

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クリスマス限定のお菓子も!
サンタクロースや靴下、もみの木の形をしたジンジャークッキーもありました!

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寒い日でしたが、お客さんもたくさんいらしていました。

いま、能登スタイルストアでは、ころ柿特集をやっていますが、志賀町はころ柿の産地。治郎堂さんのころ柿を使ったオリジナルジェラートもあるのですが、こちらもおいしくておすすめです。

コンサートや、お花のアレンジメントやリボンでバラがつくれるワークショップも開催されています。

あと2週間で今年度の営業がおしまいだそう。来年度は3月20日からの営業になるそうです。
なので、クリスマスツリーを見れるのもあと少し!至る所にクリスマスツリー、プレゼントをコンセプトにした展示もあったりと、とっても素敵で見る価値ありです◎

癒されたい人、クリスマス気分を味わいたい人はお急ぎください!おすすめです!

日本の「農」を考える

今日は何を食べましたか?
それは本当に安全なものですか?

こんにちは。インターン生の黒川です。
今日は羽咋市と中島町にお邪魔しました。
行政マン高野誠鮮さんにいろいろとお話を伺うことができました。
実は、以前金沢のしいのき迎賓館で高野さんの講義を受けたことがありまして、今日はそのときよりさらに進んだ内容をお聞きすることができました!

  • 人口衛生による、水稲のおいしさチェック

なんと宇宙からわかるのです!
同じ田んぼでも場所によって味が違う?
行政がビジネスとして確立しています。
“人工衛星”というと“莫大なコストがかかる”イメージがありますが、民間の食味検査(日本では主に米の食味(成分)を測る検査)が200?300万円かかるのに比べ、40?50万円でできます。
しかもメーカーによって結果が変わることもなく、誤差もほとんどないのだとか。

  • 自然栽培

食物って直射日光の当たるところや湿度の高いところに置いておくと普通腐りますよね?
でもこれが間違い!
自然栽培といって農薬や肥料を一切使わないと、腐らずに枯れるのです。
自然界ではちゃんと炭素循環や窒素循環が存在して人が手を加える必要はないのだそうす。
ここから環境問題や地球温暖化の解決の糸口がきっと見つかるでしょう。

  • 生物濃縮

自然界では拡散ではなく、濃縮が起こります。
水俣病をはじめとした、公害や環境ホルモンは濃縮されたがゆえに問題となって浮上してきました。
放射性物質とて例外ではありません。
もうすでに始まっているのです。

素敵な神音カフェでお昼をいただきました。
料理に使う食材は丹誠こめて作られたものばかり。
もともと空き家だったところが多くの人が集う場所に。
免許とったらまた行きたいです^^

その後、中島アグリサービスへ
松田武さんにお話をお聞きしました。
着くと米の入った袋の山が目にとびこんできました。
お客さん個人専用の乾燥機があることには驚きました!
米の販路や中島菜の加工品について話していただきました。
最新の商品としては、この夏販売の始まった中島菜塩です。
見た目は抹茶塩みたいです。
みなさんもぜひ試してみては?

今回一緒に同行させていただいた、宮治勇輔さんと山崎美佳さん、本当にありがとうございました♪

能登スタイルインターン生mao

珠洲を訪ねて

はじめまして。
能登スタイルのインターン生、黒川です。金沢大学1年生です。
短い期間ですが、”のとびと”の取材を担当します。
よろしくお願いいたします!

七尾から車で2時間とかからないところに珠洲はあります
能登スタイルの“能登人”として珠洲焼づくりの篠原敬さんとしいたけ栽培の堂ヶ平典子さんのところに取材に行ってきました!

まずは篠原さん
予定より早く着き、お伺いするとなんとも風情のある家でした
心地よい風が入ってきます
しかし・・・
私はガチガチに緊張していました(^_^;
インターン生なもんでこんな本格的な取材は初めてだったんです
まだ取材が下手な私ですが、篠原さんはいろいろ話してくれて助かりました

 

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篠原さんは“作り手”、奥様は“伝え手”
平日にも関わらず、ギャラリーは多くの人で賑わっていました。

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最後になんと!
篠原さんが作った、珠洲焼をいただきました^^

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お昼は古川商店でパンを買い、港で海を臨んで♪
行く先々でシャッターチャンスが!

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次は堂ヶ平さんです
でも、なかなか場所がわからず迷いました><
なんとか辿り着くと、これまた立派なおうちです
堂ヶ平さんが笑顔で迎えてくれました

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まだひとりで本格的に始めてから日が浅いので不安なこともたくさんあると思うのですが、とても嬉しそうにしいたけのことを話してくれました!
堂ヶ平さん自身も山に行って小さめのしいたけをバター炒めにしてよく食べるそうです
おいしそう!

ん?何か白いものが?

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全然人見知りしないんです
ほら

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こういう素敵な場所で育ったからでしょうか?

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帰りにちょっと寄り道

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行ってきました、見附島^^
もうちょっと波がなかったら渡れたのにな?
残念!

こんなかんじですっかり珠洲が気に入りました♪
ちなみに道の駅のおいしい豆腐やピーナッツかぼちゃも要チェックですよ!!

能登スタイルインターン生 mao