キリコ祭り


こんにちは。能登スタイルスタッフのフジイです。

もう夏本番で梅雨のことを忘れていましたが、北陸も梅雨があけたそうですね。

さて、以前出店させていただいたTSUTAYA金沢示野店の方から「ブログ読んでます!」とのありがたい言葉をいただいたり、

今週からインターン生が来てくれて、ブログも書いてくれております。ありがとうございます!

私もそろそろ書かなければ・・・と思っていましたところ、

以前書いたブログが3ヶ月前でぞっとしております。どうもお久しぶりです。

もう大分たってしまいましたがお祭りレポートを書こうと思います。

今回は、ご縁があって、輪島市の門前町にある「定広」という集落のキリコ祭りを見てきました。

定広地区は、十数世帯ほどの小さな集落。

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集落の方に土地の名前の由来などを伺い、平家の落ち武者との説を聞き、テンションを高めながら神社へ向かいます。

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夕方近くになると、子供から大人まで集落の人たち(ほとんど全員?)が神社に集まってきました。

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神事が執り行われ、大きな盃でお酒を皆で回し飲みしたあと、いよいよキリコの出発です。

※キリコ:神輿が巡行する道を照らす行灯が大きくなったもの。能登ではキリコのお祭りが夏中そこかしこで繰り広げられます。七尾では奉燈(ほうとう)、西の方ではオアカシとも呼ばれます。

ここの集落は高齢化が進み、神社までの道が急な階段なこともあって、お神輿は神社の中
に鎮座しています。

キリコも大きなものがあるそうですが、担ぎ手がいないことから、小さな子供キリコが2基巡行します。

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お囃子も太鼓のみ。

とてもシンプルなお祭りだからこそ、太鼓をたたくおじいちゃんの気合いが伝わってきました。

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そしてとある家の前に着くと、何やら皆さん家の中に入って行きます。

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なんと集落全員でのヨバレ(!!)

(むしろ会食のような・・・)

※ヨバレ:祭りの際に、解放された家々でごちそうをいただいたり、お酒を飲んでわいわいする風習。知り合いづてだと簡単に誰かの家で合法的にごちそうがいただけます。むしろ歓迎されます。

各家々でのヨバレは能登ではよくありますが、集落の人全員が一軒の家で集まるのははじめてです。

よそものながら混ぜていただき、お酒やらお赤飯やらお弁当やらもろもろごちそうになりました。

毎年、持ち回りでヨバレを担当しているそうです。

観光として賑わう華やかなお祭りも大好きなのですが、

集落が一体となって守っている、こういうシンプルで能登らしいお祭りも良いなあと思ったのでした。

(取材にご協力いただいたみなさま、ありがとうございました!)

フジイ@能登スタイル

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